「どう関わるかが脳を変える」:人を支援して自分と集団の能力をあげる。

 

人類の歴史を振り返ると、ほとんどが戦いの歴史でした。生存を争う集団どうしの戦いではトップダウンのような強制力のあるリーダシップが有効でした。何故なら、死をおそれ、できれば戦いの回避を望んでいる部下をしたがわせなければならないからです。興味深いことに、人は地位が高くなると他人への共感力が薄れるという研究報告があります。

しかし、現在、VUCA[Volatility(変動性・不安定さ)・Uncertainty(不確実性・不確定さ)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性・不明確さ)]のような時代には創造的・柔軟に対応できる集団が望まれます。このような集団になるには、メンバーの自律性・創造性を支援していくタイプのリーダシップが有効と思われます。スポーツチームでも、監督がいるにせよ、現場ではメンバーの人一人の献身的な自律的な行動がチーム全体の高いパフォーマンスを生んでいます。

最近、個人の願望達成も、個人の能力を高めることに重点をおくよりも、属しているメンバーの願望達成の支援をすることにより、結果的に本人の能力もあがり、周りの能力もあがることによって、より高い水準の願望達成が可能となることがいわれています。   

その意味で、本講座は、組織のリーダーばかりでなく、自分自身の人生のリーダーでありたい方にも役立つ講座です。

本講座では、人やチーム支援に役立つ方法およびリーダ―に必要なあり方を脳科学を基盤とした体験学習で学びます。これも数回のオンライン講座です。